李鐘燮（イ・ジョンソプ）国防部長官が31日、ソウルでアメリカのオースティン国防長官と会談すると、国防部が発表しました。 
 
国防部の関係者は会談について、「北韓政策をめぐる連携、アメリカの拡大抑止の実行力強化など、さまざまな懸案が議論される」と明らかにしました。
 
会談では、来月実施される韓米抑止戦略委員会（DSC）の図上演習（TTX）の準備状況を確認するものとみられます。
 
また、韓日米3か国の間で、北韓のミサイルに関する情報共有の強化についても議論するものとみられます。
 
現在、韓国とアメリカ、そして日本とアメリカは、それぞれのシステムを接続して2国間でミサイルに関する情報を即時に共有していますが、GSOMIA=韓日軍事情報包括保護協定や韓日米情報共有協定（TISA）の枠組みを強化し、韓国と日本の間でも情報を共有することで、3か国の情報共有を強化する方策を探るものとみられます。
 
韓日米安全保障協力の強化に向けて、オースティン長官が、韓日の軍事協力の強化を求める可能性もあるとみられています。
 
さらに、オースティン長官は、今月13日に行われた日米首脳会談で議論された内容について、韓国側に説明するものとみられます。日米首脳会談で、アメリカは日本の防衛力強化に支持を表明し、両国の首脳は韓半島の完全な非核化や韓日米の協力強化を強調しています。
 
オースティン長官は30日に韓国に到着する予定で、南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域（JSA）を視察し、北韓に警告のメッセージを送る可能性もあるとみられています。
 
また、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領を表敬訪問するものとみられます。

★2023年1月31日修正

[Photo : YONHAP News]