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韓国軍 小型無人機100機発注 北韓による領空侵犯対策

ニュース2023-03-24
韓国軍 小型無人機100機発注 北韓による領空侵犯対策

北韓による領空侵犯に対応するため、韓国軍が小型無人機の調達を急いでいることがわかりました。 
 
韓国軍が24日に明らかにしたところによりますと、国防科学研究所は今月初め、性能は限られるものの価格の安い小型無人機100機の製作を緊急で発注したということです。
 
納期は7月末で、予算は32億ウォンだということです。
 
国防科学研究所が発注したのは、幅3メートル以下、全長2メートル以下、最大離陸重量17キロ以下の小型無人機で、カメラなどを搭載できるということです。
 
こうした仕様は、昨年末に韓国に侵入した北韓の小型無人機に似ています。
 
韓国軍は、北韓が再び無人機による挑発をしかけてきた場合、心理戦の一環として、大量の無人機を北韓側に飛ばすとしています。
 
しかし、こうした低価格の無人機は、韓国軍が保有する高性能の無人機に比べて実用性が低く、予算の無駄づかいだと指摘する声も出ています。
 
北韓側に無人機を飛ばすのは、停戦協定違反に当たるおそれもあります。
 
昨年末に北韓の小型無人機5機が韓国の領空に侵入した際、韓国軍は対抗措置として無人機3機を北韓側に飛ばしていますが、これについて国連軍司令部は、南北いずれも休戦協定に違反したいう見解を示しています。

[Photo : YONHAP News]

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