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米共和党の重鎮議員「米核兵器の韓国再配備も考慮すべき」

ニュース2023-03-27
米共和党の重鎮議員「米核兵器の韓国再配備も考慮すべき」

アメリカ上院外交委員会の共和党トップ、ジム・リッシュ議員は、北韓の核脅威への対応策の一つとして、韓国への戦術核の再配備を考慮する必要があると述べたと、アメリカの政府系メディア「ボイスオブアメリカ」が現地時間の26日に伝えました。 
 
それによりますと、リッシュ氏は、「ボイスオブアメリカ」に送ったメールのなかで、「バイデン政権は、拡大抑止力を強化するため、同盟との核計画や作戦メカニズムを拡大するだけでなく、韓国に核兵器を再配備することも考慮しなければならない」と述べたということです。
 
リッシュ氏はまた、「北韓はこのところ長距離ミサイルだけでなく、多様な短距離・中距離ミサイルも発射している。その多くが核弾頭を搭載できるものだ」と指摘し、「こうした発射実験の頻度と多様性は、北韓が実践を想定していることを示唆する。これは、軍事衝突が起きた場合に、状況を悪化させるかどうかを北韓がコントロールできるというシグナルをアメリカの同盟国に送ることが狙いだ」としています。
 
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ことし1月、「北韓の挑発がさらにエスカレートする場合、韓国は戦術核を配備し、独自に核を保有し得る」と述べ、核武装の可能性を示唆するとも受け止められる発言をしています。
 
その際アメリカは、「アメリカの政策は依然として韓半島の完全な非核化に焦点を当てている」とし、拡大抑止の強化を強調しています。

[Photo : YONHAP News]

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