韓国軍の制服組トップが27日、済州島の南の公海上で韓国軍と合同で海上訓練を行っているアメリカの原子力空母「ニミッツ」を訪れ、「北韓が核攻撃を試みた場合、北韓政権の終わりを意味する」と述べました。  
 
合同参謀本部によりますと、金承謙（キム・スンギョム）合同参謀本部議長は、「ニミッツ」を訪れ訓練状況の報告を受けたあと、「最近北韓はICBM=大陸間弾道ミサイルを含む弾道ミサイルを数回にわたって発射し、『核反撃仮想総合戦術訓練』を行って攻撃的な核兵器の使用を示唆するなど、韓半島と域内の安全保障秩序を深刻に脅かしている」と指摘しました。
 
金議長は、「韓米同盟は敵のいかなる挑発や侵略しも断固として圧倒的に対応する」と強調しました。
 
また、今回のアメリカの空母の韓半島への展開や韓米合同軍事演習について、「これからも韓米同盟は敵の脅威に徹底して備え、アメリカの拡大抑止の約束の実行に向けて緊密に協力する」と述べました。
 
ニミッツを中心とするアメリカの第11空母打撃群は、27日の海上訓練に続いて、28日に釜山の作戦基地に入港する予定です。

[Photo : YONHAP News]