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韓国軍の長距離地対空ミサイル 試験発射で迎撃に成功

ニュース2023-06-01
韓国軍の長距離地対空ミサイル 試験発射で迎撃に成功

「韓国型サード(THAAD)」と呼ばれる長距離地対空ミサイル(L-SAM)の試験発射が行われ、迎撃に成功したことがわかりました。

迎撃試験は先月30日に忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)郡の安興(アンフン)試験場で行われ、李鐘燮(イ・ジョンソブ)国防部長官が立ち会いました。

国防部は1日、「長距離地対空ミサイルが、超音速で飛行する標的の弾道ミサイルに正確に命中した。韓国型ミサイル防衛システムの構築のスピードがさらに上がりそうだ」と明らかにしました。

なかでも、高度50キロから60キロを飛行する弾道ミサイルを探知し、追跡する「精密追跡装置」と、標的を直撃し、破壊する「弾道破壊飛行体(KV·Kill Vehicle)」は韓国独自の技術で開発しました。

このような性能を持つ兵器を開発した国は、アメリカ、イスラエルについで韓国が3番目です。

国防部は、今後、追加の試験や評価を経て、来年末には開発を終え、2025年に量産体制に入り、2020年代後半には韓国軍に実戦配備する計画だと説明しています。

このミサイルが実戦配備されれば、高度40キロから150キロを飛行するミサイルを迎撃するアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」、高度15キロから40キロを飛ぶ標的を狙うパトリオットミサイル(PAC-3)、中距離地対空ミサイル(M-SAM)「天弓(チョングン)-Ⅱ」などとあわせて、様々な高度で飛行するミサイルに対する迎撃態勢が取れるようになります。

[Photo : YONHAP News]

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