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北韓は豊渓里で核実験の準備活動を継続している IAEAが報告 

ニュース2023-06-06
北韓は豊渓里で核実験の準備活動を継続している IAEAが報告 

IAEA=国際原子力機関は、北韓北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場で、依然として
7回目の核実験のための準備活動を続けていると明らかにしました。

IAEAのグロッシ事務局長はオーストリア・ウィーンで5日(現地時間)に開かれた定例理事会で、「豊渓里核実験場の3番坑道付近や実験場の付帯設備がある地域で、活動の様子が持続的に見られている」と報告しました。

そのうえで、「核実験場の稼動を再開することは、国連安全保障理事会の決議に反するもので、深刻な懸念を招くものだ」と強調しました。

また、北韓北西部の寧辺(ヨンビョン)にある核施設については、「ことし3月から持続的に稼働していて、施設内の建設作業がかなり増えた兆候などが観測された」とも明らかにしました。

北韓は2003年1月、NPT=核拡散防止条約からの脱退を宣言し、2009年以降は、IAEAが行う保障措置と呼ばれる監視業務も拒否しているため、北韓の核施設に対する現場での検証活動は中断されています。

北韓は2018年、非核化の一環として豊渓里核実験場を閉鎖しましたが、専門家は、北韓が核実験場の地下坑道の入り口だけを爆破し、内部は従来のまま残しておいた可能性が高いと指摘しています。

[Photo : YONHAP News]

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