特別番組

仁川 アジア大会リポート

2014-09-29

アジア最大のスポーツの祭典、アジア大会が韓国の仁川で開かれています。
「玄海灘に立つ虹」では、アジア大会の期間中の月曜日から木曜日まで、
「仁川アジア大会リポート」と言う名前で、大会の裏話やこぼれ話をお伝えしていきます。

話題1 パク・テファン選手の七転び八起きの人生
ニュースでもお伝えしましたが、水泳のパク・テファン選手が26日、競泳の男子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得、韓国選手のアジア大会でのメダル数としては最高の20個を記録しました。

パク選手は金メダルを期待されていましたが、残念ながら今大会では金メダルには手が届かなかったものの、人々のパク・テファン選手に寄せる愛情は変わりません。
それは彼の七転び八起きの水泳人生を韓国の人々はよく記憶しているからです。
彼が一番最初に世界の注目を浴びたのは2007年オーストラリアのメルボルンで開催された世界選手権で400メートル自由形で金メダルをとったときです。

しかし簡単に世界のトップにたったわけではありません。2004年のアテネオリンピックには中学生として出場しましたが緊張し過ぎで予選で フライングの反則で失格となりました。

その後、2006年のドーハアジア大会で3つの金メダルを含む7つのメダルをとり、2008年の北京オリンピックでは400メートル自由形で金メダル、200メートル自由形で銀メダルをとり、水泳でのオリンピック金メダルは韓国では彼が最初だったので、まさにマリンボーイというニックネームに相応しいものでした。

そして迎えた2012年のロンドンオリンピック、また彼の七転びが起きます。
400メートル自由形の予選でフライングで失格となり、その後、判定が覆り決勝には残ったものの結果は銀メダルでした。ロンドンオリンピックの結果は200mと400mでそれぞれ銀メダルをとりました。

今回も残念ながら金メダルはとれませんでした。しかし彼の7転び8起きのチャレンジ精神が韓国のファンの心を今も打つのです。

話題2 パク・テファン選手の友達たち
パク・テファン選手は26日、アジア大会のすべての競技を終えた後、プールサイドでお友達からお誕生日を祝ってもらいました。

その友達とは今までプールの中で競いあっていたライバル、中国のエース孫楊(ソン・ヨウ)選手です。

もともとパク選手の誕生日は27日でしたが、ソン・ヨウ選手はこれを祝おうとわざわざ中国から応援に来ていた自分のお母さんに頼んでケーキを買い、プールサイドでこれを渡したのでした。

実はソン・ヨウ選手はこの日、400メートルメドレーリレーには出場していませんでした。
それが本部席近くでわざわざ待機していて、このイベントを行ったのです。

そしてもう一人友達がいます。400メートルメドレーリレーの表彰式の時のことです。表彰台にあがったパク選手が観客席を見上げて思わずニコッとしました。

その視線の先にいたのは北京オリンピックで重量挙げの世界新記録を出して金メダルをとったチョン・ミラン選手です。彼女は去年現役を引退し、今回は応援にまわっていました。アジア大会の各会場を回り選手たちを応援していましたが、特に仲の良いパク選手に関しては自分が行くと返って負担になると思い、最後の日に応援にかけつけたのでした。

そしてパク選手が表彰台にあがると、重量上げのポーズで応援したのでした。
これに対してパク選手も同じポーズで答えていました。二人は実のお姉さんと弟のように仲良しで有名です。

メダル順位

  • 2nd / KOR KOR / 79 / 71 / 84 / 234
  • 1st / CHN CHN / 151 / 108 / 83 / 342
  • 2nd / KOR KOR / 79 / 71 / 84 / 234
  • 3rd / JPN JPN / 47 / 76 / 77 / 200
  • 4th / KAZ KAZ / 28 / 23 / 33 / 84
  • 5th / IRI IRI / 21 / 18 / 18 / 57

総合順位 >

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競技日程

2014-10-04
  • 09:00ソフトテニスmedal
  • 09:30空手medal
  • 10:00卓球medal
  • 18:00閉会式

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