大統領選挙 文在寅氏が立候補を公式宣言

次期大統領選挙の有力候補の支持率でトップを走る、革新系の最大政党「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表は24日午前、SNS=ソーシャルネットワークサービスに動画を掲載し、第19代大統領選挙への立候補を正式に表明しました。
動画で、文在寅元代表は「国民と文在寅が一緒に出馬する。政権交代、国民がする。韓国、国民が変える」と強調しました。
そして、「常識が常識となり、当たり前のことが当たり前になる国にならなければならない。失敗しても再起でき、成功するまで挑戦でき、最後まで人間らしく生きられる国にならねばならない」と訴えました。
また、「強固な自主国防で世界のどの国も怖くない強い国になるべきだ」としたうえで、「歴史を忘れない大統領がいる国、きちんとした待遇を受けなかった独立有功者や旧日本軍慰安婦被害者に対し道理にかなったことをやる国にならなければならない」と強調しました。
一方、世論調査会社の韓国ギャラップが24日発表した次期大統領候補の支持率調査の結果で、文在寅元代表は、31%の支持率で1位となっています。2位は安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事で17%、3位は「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前代表で10%となっています。
調査は、21日から3日間、全国の有権者1700人を対象に行われました。