「ともに民主党」 予断許さず

第1党の革新系政党「ともに民主党」は27日に最初の党内選挙が南西部の全羅道で実施されます。
支持基盤である全羅道で文在寅(ムン・ジェイン)氏が過半数を獲得すれば文在寅氏の候補確定が有力になりますが、過半数に及ばず2位との差を広げることができない場合、安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事や李在明(イ・ジェミョン)城南市長が逆転する可能性も排除できないとみられます。
「ともに民主党」は来月3日に投票の結果を発表しますが、過半数獲得者が出ない場合、1位と2位の得票者で来月8日に決戦投票を行い、候補を確定します。
今のところ文在寅氏が有力視されているものの、27日の党内選挙で文在寅氏の得票数が過半数に及ばなかったり、過半数を超えた場合でも2位との差が大きくない場合はほかの地域の党内選挙の結果を見守る必要がありそうです。
「ともに民主党」の党内選挙には合わせて214万人の選挙人団が参加しますが、27日に最初の党内選挙が実施される全羅道の選挙人団は全体の20%程度で、最後の党内選挙が実施される首都圏の選挙人団がほぼ半分近くを占めていて、最後まで結果を予断するのは難しい状況です。
李在明城南市長は、文在寅氏の過半数獲得を阻止するのが一次的な目標だとして、決選投票へ持ち込むとの考えを示しています。