ニュース一覧

トップページ > ニュース一覧

大統領選挙 「ともに民主党」初の予備選で文氏が圧勝

ニュース2017-03-28
大統領選挙 「ともに民主党」初の予備選で文氏が圧勝

5月9日に投開票が行なわれる次期大統領選挙の公認候補選びに向けて、革新系の最大政党「ともに民主党」が27日に全羅道(チョンラド)で行った初の地域別の予備選で、文在寅(ムン・ジェイン)元代表が支持基盤の強みを生かし、60.2%の得票で圧勝しました。
安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事は20.0%、李在明(イ・ジェミョン)城南(ソンナム)市長は19.4%を得票しました。
全羅道は「ともに民主党」の支持基盤であり、今後の地域別の予備選で文在寅氏の待望論がさらに強まりそうです。
「ともに民主党」は来月3日まで予備選を行い、合計で過半数を獲得した候補者が出れば公認候補が決まります。過半数を獲得した候補者が出なければ決選投票を行うことになります。
一方、保守陣営の候補の支持率がいずれも低迷していることから、保守陣営が候補の一本化に乗り出すのかどうかに注目が集まっています。
保守系の各党は公認候補選びを本格化させていて、朴槿恵(パク・クネ)政権で与党だった「自由韓国党」は31日、党大会で公認候補を選出することにしています。4人が立候補しており、洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事が優位を占めています。
また、朴前大統領と距離を置く旧セヌリ党の非主流派が結成した「正しい政党」は28日に公認候補を決定します。劉承旼(ユ・スンミン)国会議員と南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道(キョンギド)知事の一騎打ちとなっています。
両党はいずれも支持率で「ともに民主党」に差を付けられており、それぞれの公認候補が決まれば、候補一本化に乗り出す可能性が高いものとみられています。
「自由韓国党」と「正しい政党」に、中道の「国民の党」が加わり、3党の間で候補一本化を行うことで文在寅氏に対抗する可能性についても注目が集まっています。
「国民の党」は4月4日に公認候補を決定する方針です。全羅道で25~26日に行われた予備選で安哲秀(アン・チョルス)前代表が圧倒的な支持を集め、公認候補に選ばれる可能性が高くなっています。

新着ニュース