次期大統領　就任と同時に引継ぎ業務へ

5月の大統領選挙で選ばれた次期大統領は、国政の空白を最小限に抑えるため、従来就任前に行っていた引継ぎ業務を就任とほぼ同時に行うことになりました。
韓国では、大統領に選出されれば、公式就任まで2か月余裕があり、その間に「大統領職引継ぎ委員会」が政権の引継ぎ業務や内閣構成、新政権の政策設計などで次期大統領を60日間、支援することになっています。
しかし、今回は、朴槿恵（パク・クネ）前大統領の罷免により大統領が不在の状況で、国政の空白を最小限に抑えるため、大統領が当選から最大限早急に就任し、それと同時に引継ぎ委員会が従来より15日短い45日間設置され、大統領をサポートすることになりました。
国会の安全行政委員会は、次期政権の早期安定に向けて、こうした内容を柱とする「大統領職引継ぎに関する法律改正案」を28日に議決しました。
この改正案は29日、法制司法委員会を経て、30日に国会本会議で成立する見通しです。