安哲秀氏の支持率上昇 大統領選の構図に変化?

5月9日に投開票が行なわれる次期大統領選挙の各政党の公認候補選びに向けて、革新系の最大政党「ともに民主党」の地域別の予備選で、文在寅(ムン・ジェイン)元代表の独走が続いているなか、中道系の国民の党の安哲秀(アン・チョルス)前代表の支持率が大きく上昇し、10か月ぶりに2位となりました。
世論調査会社の「リアルメーター」が今月27日から29日まで全国の成人男女1500人あまりを対象に調査した結果を30日、発表しました。
それによりますと、支持率1位は、「ともに民主党」の文在寅元代表で、前回に比べて0.8ポイント上昇して35.2%でした。2位は、「国民の党」の安哲秀前代表で、支持率は、4.8ポイント上昇して17.4%で、10か月ぶりに2位を取り戻しました。
3位は、「ともに民主党」所属の安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事で、5.1ポイント下がって12.5%でした。
一方、ともに民主党を離党した金鍾仁(キム・ジョンイン)前議員らを中心とするいわゆる「反文在寅派」の連帯の可能性も高まっていて、今後の大統領選の構図に注目が集まっています。