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前与党の自由韓国党 大統領候補に洪慶尚南道知事

ニュース2017-04-01
前与党の自由韓国党 大統領候補に洪慶尚南道知事

前の与党で保守系第1党の「自由韓国党(旧セヌリ党)」は31日、ソウルで党大会を開き、大統領選挙の公認候補に洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事を選びました。
洪準杓慶尚南道知事は、党員の投票と国民を対象にした世論調査の結果を合わせた得票率で54.15%を獲得し、公認候補に選ばれました。
韓国では、5月9日に投票が行われる大統領選挙に向けて各政党が党内選挙を行っており、保守系の「正しい政党」も先月28日、劉承旼(ユ・スンミン)国会議員(59)を公認候補に選んでおり、これで保守系政党の大統領選挙候補者の顔ぶれがそろいました。
洪準杓知事は、ことし63歳、候補に選ばれたあとの演説で、朴前大統領に距離を置く旧セヌリ党の非主流派が結成した保守系の「正しい政党」に対して「党に戻ってきてほしい」と訴え、朴前大統領の弾劾で分裂した保守勢力が結集する必要があると強調しました。
自由韓国党や正しい政党などの保守陣営は、革新系候補らに支持率で大きく遅れをとっているため、洪知事はその対抗策として与党勢力の再結集による政権獲得を訴えており、今後、保守系候補の一本化が進むかどうかに関心が寄せられています。
ところで、世論調査会社の「韓国ギャラップ」が全国の成人男女およそ1000人を対象に3月28日から30日にかけて行った世論調査では、支持率1位は依然として革新系の最大政党「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表で31%、2位は中道系の「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)元共同代表で19%、洪慶尚南道知事はわずか4%で5位にとどまっています。

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