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大統領選挙 世代間の争いになる可能性

ニュース2017-04-14
大統領選挙 世代間の争いになる可能性

今回の大統領選挙は、これまでのように地域間の争いよりも、世代間の争いになる可能性が高いという見方があり、年齢別の投票率が結果に大きく影響するとみられます。
最近行われた世論調査によりますと、事実上の一騎打ちとされる「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏と「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏の支持率は、40代以下では文氏が優勢で、50代以上では安氏が優勢でした。
前回の大統領選挙のように50代以上の投票率が高くなれば、安氏が有利ですが、今回の選挙は、これまでとは様相が異なり予測が難しい状況です。
今回は、大統領選挙としては初めて2日間の期日前投票が行われ、投票時間も、補欠選挙の規程にもとづき夜8時までと2時間延長されます。
また政府を批判するろうそく集会や大統領の弾劾などで若い世代の政治への関心が高まり、若い世代の投票率が高まるとみられます。
これに対して、保守傾向が強い60代以上は、保守系の有力な候補者が見当たらず、投票所に足を運ばない可能性が高いとして、投票率が低くなるのではないかという見方も出ています。
一方で、高齢化によって60代以上の人口が多いため、高齢者が依然として選挙の結果を左右するという見方もあり、各候補が自分を支持する年齢層の投票率をいかに伸ばせるかが当選のかぎとなりそうです。

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