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「THAAD配備は次期大統領が決定すべき」 米高官

ニュース2017-04-17
「THAAD配備は次期大統領が決定すべき」  米高官

アメリカのホワイトハウスの高官は16日、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の在韓米軍への配備について、韓国の次期大統領が決定すべきだとの見解を示しました。
ペンス副大統領の韓国訪問に同行したこの高官は、記者団に対して、高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍への配備完了と運用開始の時期について、「いくつか必要な作業があり、流動的だ。5月前半が適当であり、韓国の次期大統領が決定すべきだ」と述べました。
韓国とアメリカは、できるだけ速やかに高高度迎撃ミサイルシステムの配備を完了するとの方針ですが、この高官の発言はこうした方針とはやや隔たりがあり、関心が寄せられています。
高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍への配備は、北韓の核問題に関連して、アメリカが中国との交渉のカードとして残しているという指摘もあり、今後の米中関係や韓半島周辺情勢などの変化によって、高高度迎撃ミサイルシステムの配備が遅れる可能性もあるとの見方も出ています。
大統領立候補者からは、決定を次期政権に委ねるべきだとする意見が出ていますが、韓国政府は高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍への配備を速やかに進めるとの立場を固守してきました。

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