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各候補、南部中心に遊説 初の週末の大統領選

ニュース2017-04-22
各候補、南部中心に遊説 初の週末の大統領選

5月9日に投票が行われる第19代大統領選挙の選挙運動は、初めての週末を迎え、各党の候補が各地で遊説を行い、選挙ムードを熱く盛り上げています。
支持率1位の革新系最大政党「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補と、支持率2位の中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補は、土曜日の22日、ともに生まれ故郷の釜山がある、南東部の慶尚道に入りました。
このうち文在寅候補は、まず慶尚北道の蔚山(ウルサン)を訪れたあと、慶尚南道の昌原(チャンウォン)と釜山一帯で遊説を行いました。慶尚道は南北ともに伝統的に保守票の地盤ですが、文在寅候補は真正面から勝負を挑み、とりわけ出身地の釜山では確かな支持を得て慶尚道全体で優位を占めようとする作戦です。
これに対して安哲秀候補は22日、真っ先に故郷の釜山で支持を訴えたあと、隣の慶尚南道金海(キメ)市に移動して故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓を訪れる予定です。安哲秀候補は中道路線を歩む姿勢で、保守と革新の双方から支持を取り付ける狙いとみられています。
このほかに保守系第1党の自由韓国党、旧セヌリ党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は、中部の忠清北道(チュンチョンブクド)で、また保守系第2党の「正しい政党」の劉承旼(ユ・スンミン)候補は、南東部の蔚山(ウルサン)で、革新系少数政党の「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)候補は、南西部の全羅道(チョンラド)で、それぞれ支持を訴えています。
選挙に詳しい筋は、19日に候補者5人によるテレビ討論会が行われたあと初めて迎える週末であるのと、投票日まで2週間程度しか残っていないことから、この週末の選挙民への働きかけが勝敗の分かれ目になるとみています。
ところで世論調査会社のリアルメーターが19日、全国の成人男女およそ1000人を対象に支持率を調査したところ、トップは文在寅候補で43.8%、続いて安哲秀候補が31. 8%で、文在寅候補が安哲秀候補を10ポイント以上リードしています。

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