正しい政党　 安哲秀・洪準杓氏に候補一本化を提案へ

保守系「正しい政党」の劉承旼（ユ・スンミン）候補の支持率が低迷しているなか、「正しい政党」は、支持率で優位に立っている革新系の最大政党「ともに民主党」の文在寅（ムン・ジェイン）候補に対抗するために、中道系「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）候補と保守系「自由韓国党」の洪準杓（ホン・ジュンピョ）候補に対し、候補一本化の提案を行う方針を決めました。
24日に議員総会を開いて決めたものです。
総会は午後7時から5時間以上にわたって行われました。
劉承旼候補は、候補を辞退する意思がないとしたのに対し、党の議員らは、革新系の「ともに民主党」の文在寅候補が当選するのを阻止するためには、ほかの保守系・中道系の候補と一本化するしかないと主張しました。
激論の末、党として、支持率で2位となっている中道系「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）候補と保守系「自由韓国党」の洪準杓（ホン・ジュンピョ）候補に対し、候補一本化を提案する方針を決めました。
これに対し、劉承旼候補は強く反発しています。
劉承旼候補は、総会のあとにすぐに声明を出し、「候補一本化に賛成していない。自由韓国党や国民の党とはアイデンティティーが違う。支持率が低くて申し訳ないが、それでも信じてついてきてほしい」と訴えました。
しかし、議員総会に出席した31人のうち20人以上が候補一本化に賛成したもようで、30日の投票用紙の印刷を控え、今後の行方が注目されます。