投票日まで3日　各候補は総力戦

朴槿恵（パククネ） 前大統領の罷免に伴う次の大統領選挙の投票日は9日、残り3日となった6日の土曜日、各候補は総力戦を繰り広げました。
革新系の最大政党「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補は、有権者のおよそ半数が暮らす首都圏で遊説し、低所得層や自営業者向けの税制支援策や消費の活性化策を強調しました。
保守系の旧与党「自由韓国党」の洪準杓（ホンジュンピョ）候補は、午前10時に党本部で記者会見し、「文在寅候補は政権の交代ではなく、国の交代を企んでいる」として非難し、「自由民主主義体制を守れなければ、この国は北韓化が進む」として国民の賢明な判断を求めました。
中道系の「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）候補は、地盤の光州市を徒歩で回り、有権者に対して未来政治のシンボルである自分に一票を投じるよう呼びかけました。
旧与党から分かれた「正しい政党」の劉承旼（ユ・スンミン）候補は、元慰安婦の女性らが共同で暮らす京畿道の「ナヌムの家」を訪れ、大統領に当選すれば、韓日合意の再交渉に取り組む考えを強調しました。
左派系政党「正義党」の沈相奵（シム・サンジョン）候補は、首都圏での遊説を続け、真の改革のために得票率で洪準杓候補を上回りたいと、投票を呼びかけました。