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1強2中 逆転は可能か

ニュース2017-05-08
1強2中 逆転は可能か

9日投開票の大統領選挙で、2日までの各種の世論調査では革新系の「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が2位以下を引き離し、そのあとを中道系の「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補と保守系の「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が追う、「1強2中」の展開となっています。
3日以降は世論調査の結果を発表することができなくなり、その後の支持率の変化に関心が寄せられていますが、文在寅候補側は3日以降も支持率に大きな変化はないとしているのに対して、安哲秀候補と洪準杓候補側は支持率に変化があり、逆転も可能だと主張しています。
文在寅候補側は支持率に大きな変化はなく、ほかの候補の支持率合計が50%を超えることから過半数得票の可能性は低いものの、45%前後の得票率で十分当選できると主張しています。
一方、洪準杓候補側は、支持表明に消極的だった保守層の支持が結集する動きがあり、支持率逆転が間近に迫っていると主張しました。
洪準杓候補はフェイスブックで、1992年の大統領選挙では当時の金泳三(キム・ヨンサム)候補と金大中(キム・デジュン)候補の支持率が24%前後で拮抗していたが、最終的には保守票が結集して金泳三候補が42%の得票率で勝利したとして、今回も保守層の結集で逆転が可能だと主張しました。
また、 安哲秀候補側は、昨年の総選挙のときのように南西部を中心に安哲秀氏への支持が高まっていて、最終的には安哲秀候補が40%以上の得票率で勝利すると主張しています。
ただ、世論調査の結果を発表できなくなったことから、実際に支持率にどのような変化が起きているのかは確認できません。
一方、保守系「正しい政党」の柳承敏(ユ・スンミン)候補側は、20~30代の支持が増えていて、結果的には同じ保守系の洪準杓候補と得票率で大きな差はないだろうとしています。
また、革新系の「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)候補側は、若年層を中心に支持が増えていて、目標の15%の得票が可能だと主張しています。

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