文在寅氏が当選確実　韓国メディア

第19代大統領選挙で、KBSなど韓国のメディアは、革新系の「共に民主党」の文在寅（ムン・ジェイン）氏が当選確実と報道しました。
中央選挙管理委員会によりますと、午後10時35分現在の得票率は、開票率‘9.64％で、文在寅氏が37.55％で、2位の保守系「自由韓国党」の洪準杓（ホン・ジュンピョ）氏の28.82％を引き離しています。
KBSやMBCテレビは開票率がおよそ9％になった時点で、文在寅氏が当選確実と伝えました。
これに先立って、投票終了の午後８時と同時に発表された、地上波放送局3社が共同で行った出口調査では、文在寅氏が41.4％、洪準杓氏23.3％、中道系の安哲秀（アン・チョルス）氏が21.8％で、文氏が他の候補を大きく引き離しました。
文在寅氏は出口調査の結果を受けて、午後8時半過ぎ、「きょうが新しい大韓民国の扉を開く日になることを期待する。国民が願う改革と統合の課題を必ず、成し遂げたい」として、事実上の勝利宣言をしました。
一方、洪準杓氏は、午後10時半過ぎに、「出口調査の結果が事実なら選挙結果を謙虚に受け止める」として、事実上の敗北宣言をしました。
安哲秀氏も「変化の熱望に応えるには力が足りなかった。国民の選択を謙虚に受け止める」として、敗北を宣言しました。