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平昌冬季オリンピック閉幕
第23回冬季オリンピック平昌大会は25日夜、平昌オリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間の幕を閉じます。 平昌冬季オリンピックには92の国と地域から2920選手が参加、冬季オリンピック史上最も多い国と地域、選手が参加した大会となりました。 平昌冬季オリンピックは9~25日まで17日間、韓国東部の平昌(ピョンチャン)、江陵(カンヌン)、旌善(チョンソン)で前回より四つ多い102種目でメダルが争われ、二つの世界記録、15のオリンピック記録が更新されました。 マレーシア、シンガポール、エクアドル、エリトリア、コソボ、ナイジェリアの6カ国が冬季オリンピックに初めて参加し、女性の選手の割合が42%と過去最多だったのも今大会の特徴の一つです。 大会運営も大きな問題はありませんでした。 強風でスキーの競技日程が一部変更されたほかはすべての日程が予定通り順調に進みました。 安全の面でも高い評価を受けました。 競技場周辺には延べ25万8274人の警察官が配置され、犯罪及びテロ対策に努め、競技場を訪れた人たちは安心して観戦することができました。 当初懸念されていたチケットの販売率は98%に上り、興行の面でも成功したとされています。 開催国の韓国は過去最多の146人の選手が参加、金メダル5個、銀メダル8個、銅メダル4個、合わせて17個、過去最多のメダルを獲得し、メダル獲得ランキング7位の成績を収めました。 ショートトラックで金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得、スピードスケートでは金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル2個を獲得しました。 男子スケルトンはユン・ソンビン選手がアジアの選手としては初めて金メダルを獲得しました。 カーリング女子、ボブスレー男子4人乗り、スノーボード男子パラレル大回転の銀メダルはそれぞれの競技で韓国としては初めてのメダル獲得でした。 カーリング女子は韓国ではまだ馴染みの薄い競技で、2回目のオリンピック参加で獲得した予想外のメダルでした。 ボブスレー男子4人乗りは韓国だけでなくアジアの選手としては初めてのメダル獲得です。 スノーボード男子パラレル大回転も韓国としてはこの競技で初めてのメダル獲得でした。 韓国は当初、金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個、メダル獲得ランキング4位を目指していました。 当初の目標には及びませんでしたが、五つの競技で初めてメダルを獲得するなど、目標を上回る意味ある結果を残したと評されています。 平昌冬季オリンピックは「平和オリンピック」としても注目されました。 大会直前に北韓がオリンピック参加を表明し、開会式では南北の選手が合同入場しましたし、女子アイスホッケーは南北合同チームを結成して参加しました。 また、オリンピックを契機に北韓の応援団や芸術団が韓国を訪れ、南北のスキー選手が北韓のスキー場で合同練習をしました。 平昌冬季オリンピックは韓半島の平和定着に向けた礎石になるだろうとの指摘もあります。
2018-02-25

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平昌冬季オリンピック 開幕
韓国東部江原道の平昌で9日、冬のオリンピックが開会しました。 平昌は山あいのリゾート地で、ドラマ「冬のソナタ」のロケ地としても知られています。 平昌は2010年と2014年の冬季オリンピックにも立候補しましたが落選、3度目でようやく開催が決まりました。 韓国が初めて冬季オリンピックに参加したのは1948年のスイスのサンモリッツ大会でした。 それから70年が経ったことし、韓国で冬季オリンピックが開催されることになったのです。 アジアで冬季オリンピックが開催されるのは1972年の札幌大会、1998年の長野大会に続いて3度目です。 今大会には92カ国から選手団2925人が参加しています。 ソチ冬季オリンピックの88カ国、2858人を上回り、過去最大規模の大会となりました。 エクアドル、マレーシア、シンガポール、エリトリア、ナイジェリア、コソボの6カ国は初めての冬季オリンピック参加です。 アメリカは冬季オリンピック史上最も多い240人の選手団を派遣しました。 ロシアはドーピング問題で国際オリンピック委員会から平昌冬季オリンピック参加を制限されましたが、ロシアの選手たちは個人の資格で参加しています。 平昌と江陵、旌善で15競技102種目が行われる今大会は、スノーボードのビッグエア、スピードスケートのマススタート、カーリングの混合ダブルスなど、六つの種目が新たに採用され、楽しみが倍増しました。 金メダル数は102個と過去最多です。 韓国は今大会の開催国ですべての競技に出場します。 金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個、メダル獲得ランキング4位を目指しています。 平昌冬季オリンピックは「平和の祭典」としても注目されています。 開会式では南北の選手が「統一旗」を掲げて合同入場行進しましたし、女子アイスホッケーは南北合同チームを結成して参加しています。 オリンピックを機に北韓の芸術団、テコンドー演武団、応援団が韓国を訪れ、高位級の代表団も開会式に合わせて韓国にやってきました。 北韓がオリンピックを政治的に利用していると懸念する声もありますが、オリンピックを機に北韓住民も世界の人たちとともに感動と平和を分かち合う意義は大きいでしょう。 待ちに待った平昌冬季オリンピック、25日まで17日間にわたって各国の選手が力と技を競い合います。 平昌冬季オリンピックの公式エンブレムは、天と地の間で人々が交わるとの意味が込められています。 平昌冬季オリンピックで世界中の人々が感動と平和を分かち合えることを期待したいものです。
2018-02-11

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平昌五輪まで100日 7500人が聖火リレー
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピックの開会まで1日でちょうど100日となりました。 ピョンチャン冬季オリンピックは、来年2月9日から25日までの17日間、パラリンピックは3月9日から18日までの10日の日程で、韓国東部の江原道平昌(ピョンチャン)郡などで開催されます。 1日には聖火が韓国に到着しました。 先月24日にギリシャで採火された聖火は、31日にアテネのパナシナイコ・スタジアムで行われた式典でピョンチャン冬季オリンピック組織委員会に引き渡され、フィギュアスケートのオリンピック金メダリスト、キム・ヨナさんらとともにチャーター機で仁川国際空港に到着しました。 韓国の李洛淵(イ・ナギョン)国務総理は空港で行われた記念式典であいさつし、「1988年のソウルオリンピックで韓国は世界に跳躍し、世界の冷戦構造は終わった。ピョンチャン冬季オリンピックは平和と繁栄に寄与し、2020年の東京オリンピック、2022年の北京冬季オリンピックへと続いていく。東アジアと世界の平和をより強固にする契機になるだろう」と述べました。 記念式典のあと、聖火は空港と仁川市内を結ぶ韓国で一番長い橋の仁川大橋まで運ばれ、李洛淵国務総理が第1走者に聖火のトーチを渡し、聖火リレーが始まりました。 第1走者はフィギュアスケート女子の若手、ユ・ヨン選手です。 ユ・ヨン選手は昨年の韓国フィギュアスケート選手権で11歳で優勝、キム・ヨナさんの最年少優勝記録を更新し、注目を集めています。 聖火リレーは韓国と北韓の人口を合わせた7500万人を象徴する7500人が参加し、大会の開催年にちなんで全国の2018キロの区間で行われ、来年2月9日の開会式で聖火台に点火されます。 ピョンチャン冬季オリンピック・パラリンピックは「一つになった情熱(Passion.Connected.)」という大会ビジョンを掲げ、韓国東部の江原道平昌郡で開催されます。 一部の競技は江陵(カンヌン)市と旌善(チョンソン)郡でも行われます。 ピョンチャン冬季オリンピックには95カ国から6500人余りの選手団が参加し、 7競技102の種目で技を競います。 メイン会場の平昌郡では開会式と閉会式、主なスキー競技が行われ、スケート競技は江陵市で、旌善郡ではアルペンスキー滑降の競技が行われます。 大部分の競技場がすでに完成していて、テスト大会を経て、補完的な作業が進んでいます。 韓国でオリンピックが開催されるのは1988年のソウルオリンピック以来、30年ぶりです。 冬季オリンピックが韓国で開催されるのは初めてで、アジアでは1972年の札幌、1998年の長野に続いて3回目です。 一方、韓国は北韓に対してピョンチャン冬季オリンピックへの参加を呼び掛けていますが、北韓はフィギュアスケート・ペアの出場枠を行使して参加する考えを先月末までに国際スケート連盟に伝えたということです。 北韓はピョンチャン冬季オリンピックへの参加を明言していません。 北韓の選手が参加するには、来年1月29日までに組織委員会に正式に出場をエントリーする必要があります。 北韓が平昌冬季オリンピックへ参加するかどうかにも関心が寄せられています。  
2017-11-05

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