
北韓が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに先立ち、韓国と合同で実施することにしていた文化行事を中止すると29日、通知してきたことを受けて、統一部が30日、北韓に通知文を送り、遺憾の意を示したもようです。
統一部の当局者によりますと、29日、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相が、北韓の李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長宛てに通知文を送り、北韓が韓国メディアの報道などを問題視しながら、来月4日に北韓の金剛山(クムガンサン)で行うことになっていた南北合同文化行事を中止したことについて、遺憾の意を表明したということです。
また、「やっと南北関係の改善に向けた第一歩を踏み出したのだから、南北は相互理解と尊重の精神にもとづいて合意事項を必ず実行しなければならないということに言及した」と伝えました。この当局者は、南北が平昌オリンピックとパラリンピックを成功させるため、積極的に協力することで合意しただけに、合意したすべての行事は予定通り進められなければならないという韓国側の立場も伝えたと話しました。