米国 北韓の軍事パレードに不満を示す
2018-02-02

ニュース


アメリカ国務省は現地時間の先月31日、北韓が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック開幕の前日に軍事パレードを計画していることに不満を示しました。
ゴールドスタイン国務次官は会見で、「8日にパレードが実施されないことを望む」としたうえで、「北韓が世界のすべての国と共に選手のオリンピック参加を祝うことを願う」と述べました。
ゴールドスタイン国務次官は、また、「オリンピックは競技者のために開かれるのであって、妨害する行為があってはならない」と強調しました。
一方、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の北韓分析サイト「38ノース」は1日、北韓が今月8日に実施する予定の軍事パレードについて、例年に比べて規模を縮小して行う可能性が高いとの見方を示しました。
こうしたことから、米朝の間で対話のチャンネルが稼動し始めたのではないかという見方が出ています。
政府消息筋は、「ニューヨークチャンネルと呼ばれる国連代表部の非公式対話ルートが開かれている。韓国が知らない米朝対話があっても、南北対話を米朝対話につなげたいとする韓国としては悪くない」としています。
一方で、専門家の間では、「アメリカの発言は、オリンピック期間中の北韓による挑発の可能性に懸念を示したものに過ぎない」とする見方や、「北韓が軍事パレード中止の見返りとして求めてくるとみられる韓米合同軍事演習の中止をアメリカが受け入れることはできないため、北韓が軍事パレードを延期することはないだろう」との見方も出ています。
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