正恩氏の妹 文大統領を北韓に招待か
2018-02-09

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金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏が、10日に行われる歓迎昼食会の場で、文在寅(ムンジェイン)大統領を平壌(ピョンヤン)に招請する可能性が高いと、アメリカのCNNが北韓の事情に詳しい複数の外交筋の話として9日伝えました。
招請の時期は、ことしのいずれかの時点になるとみられるということです。
外交筋は、「まだ何も決まっていない」としつつも、北韓訪問の日取りは、日本による殖民統治が終わった8月15日になる可能性があると明かしたということです。
10日に行われる昼食会は、主にひとりだけが発言する外交儀礼の形式を避けて、インフォーマルなものとして行われるということです。
公式の昼食会として行われた場合、主な発言者は、北韓代表団のトップである金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長になりますが、昼食会をインフォーマルな形にすることで、与正氏は自由に韓国側とやり取りすることが可能になる見込みだということです。
外交筋は、北韓の文大統領招待について、「韓国とアメリカを仲たがいさせるためのもの」との見方を示しているということです。
CNNは、「文大統領はオリンピック後も北韓と対話を続けることを目指しているが、アメリカからは、オリンピック後は北韓と最大限距離を置き、北韓への圧力を強めるよう求められている」と分析しています。
また、CNNは、「与正氏は、今回の韓国訪問を、関係が疎遠になりつつある中国との関係回復のきっかけとして活用するとみられる」としています。
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