
平昌(ピョンチャン)オリンピック8日目の16日、スケルトン男子の後半3、4回戦が行われ、韓国のユン・ソンビン(23)が1回戦から4回戦までの合計タイム3分20秒55で金メダルを獲得しました。
2位のOAR=ロシアからの選手のニキータ・トレグボフを1.63秒引き離しての1位です。
そり競技で韓国がオリンピックのメダルを獲得したのは、これが初めてです。
また、そり競技でアジア勢初の金メダルとなりました。
ユン・ソンビンは、前日の15日に行われた1回戦で50秒28、2回戦で50秒07と立て続けにトラック新記録を出し、3回戦は50秒18、4回戦は50秒02で再び新記録を更新しました。
ユン・ソンビンの最大のライバルとされるラトビアのマルティンス・ドゥクルス(33)は4位でした。
ユン・ソンビンは、オリンピックに先立つ2017~18シーズンのワールドカップで世界ランキング1位になり、「スケルトンの皇帝」と呼ばれるドゥクルスが築いた牙城を崩しています。そして、ついに、オリンピックを制覇しました。
一方、韓国のキム・ジス(23)は、合計タイム3分22秒98で6位になりました。
これで韓国は金メダル2個、銅メダル1個となりました。