平昌冬季五輪 安全確保に向けて全力
2017-10-03

ニュース


来年2月、韓国の平昌で開く冬季オリンピックに、不参加の意向を表明する国が出る可能性が報じられ、スポーツの祭典の開催が危ぶまれるのではないかという声が出ています。
フランスのローラ・フレセル・スポーツ相は、先月21日、「安全が確保できなければ、フランスの選手団はフランス国内にとどまる」と述べたと報じられ、オーストリア・オリンピック委員会のカール・シュトース会長も23日、「選手たちの安全が保障されなければ、韓国には行かない」と述べたと伝えられました。
しかし、そのあと、フランスも、オーストリア・オリンピック委員会も、予定どおり平昌大会に参加することを表明しています。
IOC=国際オリンピック委員会は、平昌大会の開催見合わせはありえないと、表明しています。
韓国政府も、平昌大会の安全確保に向けて全力を尽くすとしています。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、オリンピック・パラリンピックの開催期間中は、武力紛争を控えることを国連加盟国に求める「五輪停戦」決議が今年11月に国連総会で採択されるものとみており、そうなれば、大会の安全に対する懸念がなくなると強調しています。
韓国は北韓と軍事的に対立している分断国家であることから、参加国が不安に感じることも理解できます。
しかし、韓国は1988年のソウルオリンピック、2002年韓日共催サッカーワールドカップなど多くの国際イベントを成功させた経験があり、これらの国際大会はいずれも融和と平和のメッセージとなってきました。
今回の平昌大会も、平和の祭典として成功裏に開催されることに間違いはないでしょう。
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