
2018年平昌冬季オリンピックで、最先端のICT(情報通信技術)、第5世代(5G)モバイル通信、モノのインターネット(IoT)、超高画質放送、人工知能、仮想現実などが幅広く採用される見通しです。
このうち、5Gは、従来の LTEより40~50倍速く、データー処理容量も100倍多いとされています。
平昌オリンピックをサポートする通信会社KTは、5G通信を活用し、360 VR・シンクビュー・タイムスライスなどの コンテンツを提供する予定です。
360 VRは、競技場に行かなくても競技場にいるのと同じ体験ができるもので、テレビの中継画面から特定の選手を選んで見ることもできます。
シンクビューは、超高速カメラに5G通信モジュールを搭載し、選手視点での試合映像を提供します。例えば、ボブスレーの競技を、自分が直接プレイしているかのような気分で楽しめます。
タイムスライスは、数十台のカメラで撮影した立体的な映像を提供し、フィギュアスケートの選手がジャンプをする瞬間などをリアルにとらえます。
これらのコンテンツは、競技場や体験施設で提供されるだけでなく、スマートフォンなどのモバイル機器でも利用できるようになる見通しです。
他にも、人工知能による通訳翻訳アプリの「ジーニートーク」や、モノのインターネット(IoT)技術を活用し、飲食店・宿泊・交通情報などを街中のキオスクやスマートフォンで提供するサービス、さらに、シャトルとして自動運転車が活用されるということです。