
国ぐるみのドーピングが指摘され、平昌冬季オリンピックに参加できなくなったロシアの選手たちに対して、韓国政府が、個人資格での参加を呼びかける声明を出しました。
文化体育観光部は7日、声明を発表し、「IOC=国際オリンピック委員会がロシアを平昌冬季オリンピックに参加させないことにした決定は、非常に残念だ」とする立場を示しました。
また、「ロシアをはじめとする世界の冬季スポーツ選手の参加は、大会成功の鍵であり、オリンピック精神を実践するもっとも重要な要素でもある」としたうえで、平昌冬季オリンピックは、韓国とロシアの友好関係をさらに深める機会だ。ロシア選手のすばらしい能力と活躍を平昌で再び見ることができれば、大会の成功に大きく役立つだろう」として、選手たちの積極的な参加を呼びかけました。
一方、IOCがロシア選手の個人資格での参加は認めていることから、大統領府青瓦台は、冬季スポーツ大国のロシア選手の参加を促すのにスポーツ、外交ルートを総動員する方針です。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙がまとめて6日、報じたところによりますと、ロシア選手は、平昌冬季オリンピックの合わせて102種目のうち30%以上の32種目で、メダル獲得が有力視されているということです。