
アメリカ・ホワイトハウスは現地時間の4日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領との電話会談で、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの期間中は、平昌オリンピックの安全な開催に専念するため、合同軍事演習を行わないことで合意したと発表しました。
そのうえで、過去の失敗を繰り返さないために、引き続き北韓に対し最大の圧力をかけていく方針を確認したと述べました。
これに関連し、アメリカのマティス国防長官は4日、記者らに対し、平昌冬季オリンピック期間中に韓米合同軍事演習を行わないことで韓米首脳が合意したことについて、3月18日に平昌パラリンピックが閉会したあとに演習を実施することを明らかにしました。
これより先に、トランプ大統領はツイッターに「対話は良いことだ」と投稿し、南北会談実現に向けた動きを歓迎する姿勢を示しました。
また、「もし、わたしが断固とした強力な姿勢で全ての『力』を北韓に投じる意思を持っていなかったら、南北間で現在、対話が行われるのを誰が本気で信じるだろうか」と書き込み、アメリカによる圧力強化が南北対話に道を開いたとの考えを示しました。
アメリカの多くのメディアは、南北対話を前向きに評価しながらも、北韓が韓米間の協調を弱体化させようと試みる可能性や過度な要求をしてくる可能性に備えるべきと指摘し、引き続き強固な韓米同盟を維持していくことの重要性を強調しています。