
17日に行われた南北次官級協議で、平昌(ピョンチャン)オリンピックへの朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の応援活動を保障することを決めたことから、朝鮮総連が170人規模の在日コリアン応援団を派遣する計画があることがわかったと、日本の共同通信が18日、報じました。
朝鮮総連は共同通信の取材には、「南北の両当局が細部を詰めてからのことで、まだ何も言えない」としているということです。
関係者は、「北韓の参加が決まれば応援団を出すべきだとの声はあったが、具体的に動きだしたのは17日から」と述べていて、すでに朝鮮総連の各支部などを通じて募集を始めているということです。
応援団の派遣は3次に分かれ、いずれも4泊5日の予定で、開会式と閉会式を含むほぼ全ての日程に参加するということです。
現地では、北韓から訪れる230人あまりの応援団と共同行動する見通しだということです。
総連関係者の中には韓国国籍も日本国籍も取得せずに、法的には「無国籍者」に分類される「朝鮮籍」を維持している人もおり、こうした人は韓国外交部から旅行証明書の発行を受けて韓国に入国することができます。
これについて関係者は、「17日の合意にもとづく特別枠のような扱いになるのではないか」と話しているということです。
朝鮮総連は、2002年の釜山アジア大会では、440人規模の応援団を日本から送りこんでいます。