
北韓の高位級人物が大統領府青瓦台を訪れるのは2009年 8月以来、およそ8年6か月ぶりです。
南北融和政策を唱え初めて南北会談を実現させた金大中元大統領が死去した際、北韓の朝鮮労働党の金己男(キム・ギナム)書記や南北関係を統括する金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮アジア太平洋平和委員長が弔問に訪れ、青瓦台に李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問して以来の訪問です。
朴槿恵政権当事の2014年には、仁川アジア大会の閉会式に出席するため、北韓から黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長をはじめ、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党書記、金養建(キム・ヤンゴン) 統一戦線部長兼書記が韓国に来ましたが青瓦台訪問はありませんでした。
今回実現した北韓の憲法上、国家元首である金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は、これまで大統領府青瓦台を訪問したなかの最高位級で、大きな意味があるとみられています。