文大統領が北韓代表団と面会へ 米朝接触はなし
2018-02-23

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの閉会式に出席するため、25日から3日間の日程で韓国を訪れる金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長らの北韓高官代表団と面会する方針です。
大統領府青瓦台の高官が22日、明らかにしました。
青瓦台高官は、文大統領と代表団の面会の時期について「自然な機会に代表団と会うと思う」と述べ、閉会式を含めて少なくとも2回以上は北韓代表団に会うとみられています。面会の場所は青瓦台になる可能性が高いとみられています。
ただ、米朝接触の計画はないとしています。
青瓦台は、平昌オリンピックの開会式に合わせて、アメリカのペンス副大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長との接触を仲介したとされていますが、今回は、そのような仲介は行わない方針だということです。
北韓は22日、平昌冬季オリンピックの閉会式に、金英哲氏を団長とする高位級代表団を今月25日から2泊3日の日程で派遣すると通知してきています。
一方、アメリカのトランプ大統領の長女で大統領補佐官を務めるイヴァンカ氏を団長とするアメリカの高位級代表団も23日から3泊4日の日程で韓国を訪れることになっており、米朝間で高官級の接触が再び図られるかどうかに注目が集まっています。
青瓦台の高官は、「閉会式を機に米朝が接触する計画や機会はないと思う。前回接触を試み、その過程で両国が状況を認識して帰ったため、今すぐ何かに乗り出すというようなことはない」と述べました。
米朝から接触について要請があったかどうかについては、「聞いていない」として、「双方が接触する状況ではないと思う。閉会式の会場でも動線が重ならない」と述べました。
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