金英哲氏の韓国訪問 韓米が協議中
2018-02-23

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北韓が金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党中央委員会副委員長を団長とする高位級代表団を派遣すると通知してきたことについて、韓国政府とアメリカ政府が協議を行っているもようです。
金英哲副委員長は、2010年に起きた韓国海軍哨戒艦撃沈事件を主導したとされ、アメリカによって独自の制裁対象に指定されています。
金英哲副委員長の韓国訪問をめぐって、韓国とアメリカの間で協議が行われているもようで、ワシントンの外交筋らは、平昌オリンピックへの支持を表明しているアメリカ政府が金英哲副委員長の韓国訪問を受け入れる可能性が高いとの見方を示しています。
アメリカのニューヨークタイムズ紙は、閉会式出席のため韓国に派遣されたアメリカの代表団に、金英哲副委員長と会ったことがある、国家安全保障会議(NSC)のアリソン・フッカー韓半島担当補佐官が含まれていることから、米朝接触の可能性があるとの見方を示しています。
一方、アメリカの高位代表団の団長として閉会式に出席する、トランプ大統領の長女で大統領補佐官を務めるイヴァンカ氏が、北韓問題をめぐるメッセンジャーの役割をすることはないだろうとの見方が強くなっています。
イヴァンカ氏は韓国で北韓と接触することはないと明言しており、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との面談に集中するものとみられています。

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