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ライフスタイル

ゴーストップ、花札遊び

2015-09-30

玄海灘に立つ虹

ゴーストップ、花札遊び
日本では廃れてしまった花札遊び、韓国では植民地時代に日本から持ち込まれたと言われますが、今でも娯楽のいったんとなっています。特に秋夕や旧正月のような親戚が久しぶりに集まったときには家族で花札遊びをする家も多いものです。
また村の老人クラブなどでお爺さん、お婆さんが集まり花札をして遊んでいる光景は田舎ではよく見かける風景です。しかし、韓国ではゴーストップとも呼ばれる花札遊び、一つ間違えば賭博になってしまいます。それで秋夕前の新聞には「秋夕に花札遊びをするときに気をつけること」が出ていました。今日は韓国人が集まれば必ず始まると言う娯楽、花札遊びについてご紹介します。
まず、花札が賭博か否かの基準ですが、やはりお金をかけるかどうかが一番の大きな基準になります。でも家族同士、老人クラブでお爺ちゃん、お婆ちゃんがやっているのを見ていると、掛け金は10ウォン、100ウォンと言う具合に小額です。これでも賭博とみなすのでしょうか? 最高裁判所は
一般の庶民大衆が余暇を利用して普段から心身の緊張を解消する娯楽は認めるべきである。経済的な価値が小さく、健全な勤労意識を侵害しない場合、一時的な娯楽だと認める
といっています。しかし2007年に掛け金が100ウォン、1時間40分花札を行い、合計 5万7千ウォンの金がいきかったというゲームで主婦5人が賭博罪で有罪となり、最高200万ウォンの罰金を科せられたケースがありました。当時、裁判所は
賭博放置罪で起訴された主婦は、代価を受け取り賭博の場所などの便宜を提供していた点、当時賭博の場所には10人余りの人間が集まっていた点などが有罪判決の根拠となるものだ。
と有罪を宣告しました。では秋夕に親戚や家族で行う花札遊びどうすればよいのか。新聞にはこんなアドバイスがありました。

1.終わる時間と掛け金を事前に決めて始めること
2.ゲームの途中で相手を刺激するような言葉は慎むこと
3.ルールは参加者が話し合って決めること

特にルールに関しては地域やゲームに参加する人ごとに少しづつ違いがあるものです。カードの組合せによって点数を加えていくので、その組合せの仕方や点数が人ごとに、地方ごとに違うことがあります。そういう点を事前に協議して始めるようにと勧めています。
そして最後に一人勝ちした人が出たら買った人は独り占めにしないで、そのほかの人にも少しづつ分け与えるようにと勧めています。たとえば、勝ったお金で外食をするとか、何かを皆におごるなどという具合です。
新聞にこんな記事がのるくらい、秋夕や旧正月の日には全国で花札ゲームが行われ、それと同じくらいに勝った負けたの喧嘩も多いという話です。

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