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ライフスタイル

オリンピックのジカ熱対策

2016-07-27

玄海灘に立つ虹

オリンピックのジカ熱対策
さてリオデジャネイロオリンピックがカウントダウンの段階になってきましたが、今回のオリンピック、テロとかジカ熱とか、いろいろと心配されることがあります。
各国はいろいろな対策をとっているようですが、韓国選手団もいろいろな対策を工夫しています。そこで今日は韓国選手団のジカ熱対策をまとめてご紹介します。
まずユニフォームです。
韓国選手団が着用するトラックスーツは生地に防虫成分を含ませた特別仕様。開会式と閉会式に着るユニホームも、長袖と長ズボンで蚊を寄せ付けないようにしてあります。 特に野外で競技を行うゴルフとアーチェリーの選手には特別な生地で製作されたユニフォームを着用します。天然の蚊退治材といわれる「ユーカリ」の成分が含まれています。
競技用のユニホームに防虫剤を塗るのは禁止されていますが、選手が競技前に防虫スプレーを使うことは認められます。
今回はいろいろな蚊対策のグッズも使われます。大韓体育会の関係者によりますと
「防虫スプレーが2700個、蚊に刺されたときにつける薬が1000個、液体の電子蚊取り線香100個、ワンタッチのシングル蚊帳400個、電気蚊取網150個」などを持っていきます。
防虫薬はスプレー式だけではありません。首輪式もあり、選手たちが首にかけていれば半径2m以内の蚊の接近を防ぎます。ワンタッチのシングル蚊帳はボタンを押すとベットの大きさに広がります。電気蚊取網はテニスラケット、バドミントンのラケットのような形で蚊がラケットに触れると電気ショックで死ぬというもの。どれもが最近の韓国の夏の蚊対策のグッズです。
そのほか、選手たちにジカ熱に関する事前講習も行います。ジカ熱を移す蚊は体全体が黒色で胸と足に白い模様があります。主に森の周辺に生息し午前9時から午後8時までが一番活発に活動します。感染後症状がでるまでの期間は最低で2日、最長14日です。感染者の80%は特別な症状が表れません。選手村の担当医は
「選手たちに蚊が嫌がる明るい色の長袖の上着と長ズボンの着用と、サンクリームを塗った後に防虫スプレーを2,3時間単位で塗ることを強調しています。感染後、女子選手は帰国後、最低でも2ヶ月間は妊娠をしないようにし、男子選手も最低2ヶ月はコンドームを使うなど、気をつけるようにと注意を促しています」
と言っています。選手たちは蚊など恐くないという表情です。女子射撃25mピストルに参加するキム・ジャンミ選手は
「去年の4月にリオデジャネイロで開かれたテストイベントに行ってきました。蚊よけの防虫スプレーを塗ったら一度も刺されませんでした」
と語り、柔道の代表チームのコーチは
「金メダルに向かって走るだけ、蚊なんて問題はありません」
と言っています。そうですよね。蚊はいくらでも対策がとれます。期待されている種目でメダルが取れなかったときの国民の失望と反発に比べれば、蚊なんか恐くないのかもしれません。

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