今週からはマルコメ自身が、最初に韓国に来たときに驚いたり、何て
行儀が悪いと思った韓国の習慣をご紹介します。
最初はなんて行儀がワルーイと思ったものの、しばらくすると、
ナルホドと思ったり、そういう意味があったのかと気付いたりしました。
それでは今日も留学生の鈴木君の登場です。鈴木君が友人の金さんと
一緒にパン屋さんにお昼を食べに来ました。
金さん 鈴木君、パンはこれでいいよね。飲み物は何にする?
鈴木君 じゃあ、コーヒー、アメリカンで。
金さん 席をとっておいて、計算して持っていくから
鈴木君 オーケー
金さん はい、鈴木君のアメリカンに私のラテ
それから鈴木君の選んだアンパンにモカパンね
鈴木君 ありがとう、それにしてもなんでこんなに小さいの?
金さん 食べやすいように切ってもらったのよ
韓国で焼肉を食べに行くと登場する料理用のはさみ。オバサンたちがはさみで
骨付きカルビや三枚肉をチョキンチョキンと切ってくれます。
その同じはさみが実はパン屋さんにもあるんです。
昔々、私が花の女子大生だった頃、大学前のパン屋さんでパンを食べるときには、皆、計算を済ますとパンを皿にのせてフォークで刺して食べていました。
そして大きなパンをそのままフォークで刺して食べるのは大変だったせいか
その後、ハサミが登場しアンパンでもクリームパンでも食べやすい大きさに
切ってくれるようになりました。
ですから今でもパン屋さんではレジにハサミが準備してあり、頼めばどんなパンでも食べやすいサイズに切ってくれます。
最初はエッ!ハサミ!とかなり強烈だったこのハサミ文化ですが、
慣れるとなかなか快適です。
ということで「恥をかかない韓国マナー」、韓国のパン屋さんでパンを買い
ハサミが登場しても驚かないで下さい。食べやすい大きさに切ってくれるという
ことですから。