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ライフスタイル

ご近所づきあい その3.

2014-02-17

ご近所づきあい その3.
今月も韓国のご近所づきあいについてご紹介しています。
今日は「エッ、本当に」と驚かされるような韓国人の人情あふれる
人づき合いの話です。
留学生の鈴木君、お友達の金さんの家に宿題のレポートの資料をもらいに来ました。

鈴木君  もしもし、金さん。今、金さんの家の前なんだけど
     レポートの資料をもらいに来たんだ。ちょっとでて来てくれる。
金さん  えっ、家の前まで来てるの。それならちょっとあがって。
     今、夕飯食べてるところだから。
鈴木君  食事中、なら悪いから後にしようか
金さん  何言ってるの、お母さんも上がって一緒に食べていくようにと
     言ってるわ。さあ、遠慮しないで。
鈴木君  でも、そんな、急に悪いよ。
金さん  大丈夫よ。韓国ではこういうときには、
お箸とスプーンをもう一組だけ出せばいいって言うのよ。
鈴木君  お箸とスプーン?


韓国の食事時の風景、例えば学校や職場でもお弁当を持って来れば
皆で集まり互いのおかずを食べあいます。
日本のように、お弁当を広げても自分の分だけ食べるのではなく
互いに持ち寄ったおかずを分け合って食べるのが韓国式のお弁当の食べ方です

同じように例えば食事時に急にお客さんが来たとします。
そんな時に日本だったら多分、お母さんはあわてることでしょうが
韓国のアジュマはあわてません。お箸とスプーンをもう一組
そしてご飯茶碗をもう一組だけ出してきます。
それだけです。お客だからと別にお膳をもう一つ作るのではなく、お客も家族が食べている席に一緒に座って食べます。ですから、お客用のお箸とスプーン、そしてご飯だけ持って来れば準備はオーケーです。韓国はチゲの文化なので、鍋の中は何人でつついても同じこと。ですから、こういうことが可能なのです。

恥をかかない「韓国マナー」、韓国でたまたま食事時にお邪魔をしてどうぞ食べていきなさいと言われたら遠慮なくいただきましょう。 お箸とスプーンそしてご飯が出てきますから、あとはその家の人々を一緒におかずをつつけば良いのです。

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