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ライフスタイル

新学期学校では その3

2014-03-17

新学期学校では その3
韓国は3月が新学期です。そこで今月は学校と関係した韓国の習慣をご紹介しています。駐在員の山田さん、オフィスで仕事をしていると隣の席の金さん、何か
カレンダーを見ながら一生懸命数えています。何をしているんでしょう。


山田さん 金さん、カレンダーを見ながら何してるんですか? 
金さん  ああ、子供のテッコンドのお月謝を払う日を確認していたんです。
山田さん 月の初めとか、月末とか決まっていないんですか?
金さん  韓国は回数で数えるんです。8回なら、8回、10回なら10回で
     その最初の日に渡すんで迷ってしまって。
山田さん 8回なら週に2回でちょうど1ヶ月、分かりやすいじゃありませんか?
金さん  でも今月は2回ほど風邪で休んだんで、その分を抜くとあと
     2回くらいのこっているような。。。
山田さん 月謝は回数?


日本だとお稽古事のお月謝は学期の初めにまとめて払うか、あるいは毎月何日というように決まっているものです。しかし韓国は違います。子供たちのピアノやお絵かき、テッコンドのような習い事から、中学・高校生のための家庭教師の先生にいたるまで、お月謝は回数で払います。8回なら8回の最初の日に払います。
そして8回、習い終わったらまた8回分を払うという具合です。その間、先生や生徒の都合で、もともと週に2回の授業が1回に減ったり。あるいは試験前だということで週に4回に増えても関係ありません。8回終われば、次の分の月謝を払えば良いのです。実に柔軟性にあふれた、フレキシブルなやり方です。やった分だけ払う、という実に合理的な考え方でもあります。

しかし実際にやってみると、これがなかなか大変です。子供が二人いて、かつそれぞれ、ピアノにお絵かき、テッコンドに公文の数学をやっているとします。この4つのお稽古事の曜日、そして実際に行った日をお母さんはいちいち全部カレンダーにチェックしなければなりません。子供二人でお稽古事が4つづつ、良くある話ですが、カレンダーはぐちゃぐちゃ、段々、この日は授業があったのか、無かったのか、子供が風邪で休んだのか、どうか、思い出せなくなってきます。
先生にきちんと月謝を渡す、ただそのことのために、韓国のお母さんたちは毎日カレンダーを前に頭をひねって格闘しています。

恥をかかない「韓国マナー」、韓国ではお稽古事や家庭教師のお月謝は回数で払います。月初めとか、月末などというのではなく、8回でいくらという具合に回数で計算していくので、韓国のお母さんたちは毎日カレンダーをチェックしながら、お月謝の日を数えています。

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