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ライフスタイル

秋夕、そしてハンガウィ

2014-09-08

秋夕、そしてハンガウィ
1日から新学期の大学のキャンパスで留学生の山田君がお友達の金さんに会いました。

金さん  山田君、久しぶり。夏休みはどうでした。
     日本に行ってきたの?
山田君  はいお盆に帰ってきました。
     ところで韓国は新学期がはじまったものの、
     また秋夕の連休ですよね
金さん  そうハンガウィですものね
山田君  秋夕のこと、ハンガウィとも言うんですよね。
金さん  よく言われる言葉に「더도 말고 덜도 말고 한가위 만큼」という
     言葉があります。
     「多すぎることも、少なすぎることもなく、ハンガウィほどであれば
     ちょうど良い」という意味なんですよ。
山田君  ハンガウィほどあれば良い、よく分かりませんね。
     秋夕って旧暦のお盆じゃないんですか?


秋夕のことを日本語で説明する時に旧暦の8月15日、旧暦のお盆ですということが
よくあります。しかしよく考えてみると、日本のお盆とはその意味がだいぶ違うようです。

ハンガウィと言う言葉に、その意味が良く表れています。ハンガウィというのは、大きいという意味の「ハン」に、真ん中という意味の「ガウィ」が合わさって出来た言葉で、8月の真ん中にある大きな日、あるいは秋の真ん中の大きな日ということです。

暑くも寒くもない季節、真ん丸の十五夜のお月様のきれいな一年中で一番過ごしやすい季節です。そして実りの秋の真ん中、豊作の季節でもあります。
それで「多すぎも、少なすぎることもなく、暑すぎることも、寒すぎることもない
ハンガウィ」ということになります。

そのため、ご先祖様の霊をお迎えしてご供養をする日本のお盆とは若干イメージが違います。もちろん、秋夕の朝には祭礼の行事をしてご先祖さまに、今年採れた新米や初物の果物を供えますが、ご先祖様を供養するよりはむしろ収穫の喜びを祝う収穫祭のイメージが強いように思えます。

ということで「 恥をかかない韓国マナー」、秋夕、ハンガウィは旧暦の8月15日ですが日本のお盆とは違い、15夜のお月様を見ながら収穫の秋を祝う日です。

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