メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

ご飯は匙で 器は置いたまま

2014-10-27

ご飯は匙で 器は置いたまま
今週からは韓国マナー、 基本マナーにもどってご紹介したいと思います。
それではこちらも韓国に来たばかりという留学生の田中君とお友達の金さんとの
会話です。

金さん 田中君、韓国生活だいぶ慣れました? 
田中君 まあ、何とか。でもまだ一番慣れないのが
    食事の時に日本と違い、箸とさじで食べるんですよね。
    特にご飯をさじで食べるというのは何だか子供みたいで。
金さん 日本はご飯茶碗は持って食べるけど、韓国では下に置いた
    ままじゃないですか。ですからさじで食べるんですよ。
    スープも同じことだし。
田中君 食堂でワカメスープの入ったお椀を口にそのまま
    持っていったらおばさんに、違うと言われてしまいました。


最近はダイエットの影響か、韓国でも小さな茶碗が登場してきましたが
韓国の伝統的なご飯茶碗と汁物用の器は共に金属製、あるいは磁器で
出来ていても重たく、かつすぐ熱くなります。

そのためとても手で直にもつことはできません。それで韓国ではおかず以外は
さじを使って食べることになります。

そしてその箸とさじも金属製の物を使います。最近では金属製では重いといって
日本のような木の箸も登場してきましたが、基本はやはり金属です。

一番、高価な箸とさじは銀製のもので、これは西洋の銀食器に通じます。
なぜなら韓国でも、もともとは銀製の箸とさじは王家で使われ
これは料理に毒が入っていないか調べる目的があったからです。

それが庶民にも伝わり、銀製の高価な箸とさじの代わりに現在では
ステンレス製のものが良く使われています。

ということで「 恥をかかない韓国マナー」、韓国では箸とさじで食事をし
おかず以外はさじで食べます。またご飯茶碗も汁茶碗も食卓の上に置いたままで
手に持たずに、さじで食べます。これは器が金属製なので熱くなっている
からです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >