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ライフスタイル

SKYキャッスル

2019-01-15

玄海灘に立つ虹


ケーブルテレビJTBCで放送中のドラマ「SKYキャッスル」が毎週視聴率を伸ばし、今月12日(第16話/全20話)に19.2%を記録しました。

SKYキャッスル」は受験をテーマに富裕層の葛藤を描くドラマで、登場人物の多くはSKYキャッスルという高級住宅団地に住んでいます。この団地の多くの家庭は子どもをソウル大学に入学させようとあの手この手を使って教育していますが、そんななか、ある子どもがソウル大学医学部に合格したにもかかわらず母親が自殺してしまいました。そして、そこには、受け持った子どもは100%ソウル大学に合格させているという「受験コーディネーター」が関与していると疑われ…… という物語です。初回放送時(1123日)は1.7%だった視聴率が8週で20%近くまで上昇したことは「驚異」と評されています。

これまでも受験をテーマにしたドラマはありましたが、「SKYキャッスル」が群を抜く話題性を見せているのは、現実と非現実をうまく混ぜ合わせていることが大きな理由のようです。韓国の経済力上位0.1%が住むとされる団地を舞台にし、自殺や殺人といった「非現実」と思えるエピソードを取り入れながらも、一流大学に合格した生徒の「ポートフォリオ(活動記録)」を入手したがったり、子どもを生徒会長に仕立てて内申点を上げようとしたりするような具体的な受験背景を描くことで、視聴者をドラマの世界に引き込んでいるのです。そこに「学歴偽装」「隠し子」というような昔ながらの韓国ドラマらしい素材まで登場します。また、1020代は鬱積した青春時代を送る受験生たちのキャラクターに共感し、3040代は受験テクニックなどに関心を持たずにはいられなくなるという点でも、視聴者を引き寄せることに成功しています。

これまでケーブルテレビのドラマの視聴率では「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」の最終回の20.5%が最高ですが、それを超えることが確実視されています。

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