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ライフスタイル

ペ・ソウン

2012-10-10

玄海灘に立つ虹

ペ・ソウン
10月4日から釜山国際映画祭が始まりました。そこで、大胆セクシー衣装を披露した女優「ペ・ソウン」さんがネット上での話題を独占しています。
釜山国際映画祭は毎年秋に釜山市で行われているアジア最大規模の映画祭で、多くの俳優が姿を表す開幕式のレッドカーペットが名物となっています。特に注目を集めるのが、女優たちの華麗なドレス。年々露出度の高いドレスが多くなっていて、レッドカーペットの衣装で名前が知られるようになる女優も少なくありません。「ペ・ソウン」さんもその一人で、これまで目立った出演作もなかったというのに、大胆に上半身をあらわにしたドレス(背中はすべて露出していて、前は胸の一部とお腹の一部が隠れている)で一躍「時の人」となりました。
日本の映画祭でも肩から鎖骨まで露出したドレスを見かけることは多いですが、韓国の映画祭で着用されるドレスの露出度とは比べ物になりません。近年は、胸の一番大事なところが隠れているだけで、あとはヌードに近いようなドレスが増えてきました。女優がこのように肌を恥ずかしげもなく露出するのは、演技者という仕事上体が武器であるという考えが強いからと考えられます。韓国の映画界はハリウッドの概念に近く、役に合わせて太ったり痩せたりなど、からだ作りからはじまります。演技力だけでなく、からだ全体で魅せることを求められているのです。レッドカーペットでの露出度の高さも、「私は女優」というアピールをからだ全体で表しているのでしょう。
しかし、韓国はもともと儒教の根付いたお国柄。女性のセックスアピールなんて、すんなり受け入れられるはずはありません。現に、アイドルグループの衣装やダンスに対しては放送通信委員会から細かい指導が入ります。また、今後は、未成年を含んだアイドルグループの過度な露出が法規制されることになりました。映画界はどんどん大胆になっていく一方、アイドルは締め付けが厳しくなっていくというのは、急激に開けた面と古い考えを守る面を併せ持つ韓国社会を表していると言えるのかもしれません。

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