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ライフスタイル

ハスオ・何首烏(かしゅう)

2012-11-07

玄海灘に立つ虹

ハスオ・何首烏(かしゅう)
俳優のキム・ウンスさんがトーク番組で「黒くふさふさとした髪の秘訣は〈ハスオ・何首烏〉」と言ったことから、ネット上で「何首烏」が話題になっています。
「何首烏」とは漢方薬の一つで、別名「ツルドクダミ」と呼ばれています。古くから強壮剤として飲まれていましたが、髪の健康にもいいと言われています。名前に「烏」の字が入っているのも、このためです。
韓国は日本の男性に比べて薄毛率が低いと言われていますが(日本:26.78%、韓国:22.41%、アデランス調査)、それでも薄毛を気にしている人は多く、脱毛予防・育毛に関する市場は成長しつつあります。しかし、日本では、薄毛を気にする人の代表的なケアが「育毛剤を使用する」などの手軽なケアであるのに対し、韓国でメジャーなのは「植毛」です。脱毛予防・育毛に関する市場のうち、日本の場合は「ケア製品の販売」が約半分を占めるのですが、韓国の場合は「植毛」が7割を超えるのです。効果が出るかわからない育毛剤を使い続けるよりは、一瞬で効果を得られる植毛の方が韓国の人たちの趣向に合っているのでしょう。そのため、植毛技術は進化し、反対に価格は下がってきましたから、植毛するために海外から来る観光客も増えています。
そうは言っても、やはり簡単に植毛をしようという考えにつながる人ばかりだとは限りません。また、植毛とまでいかなくとも、抜け毛予防をしっかりしておきたいという人も多いでしょう。そういう人たちの興味を引いたのが「何首烏」でした。何首烏は、実は今回大きな話題になる前からじわじわと評判になっていて、今年に入ってから大手韓方製薬会社が何首烏のエキスや錠剤を出しています。今後は、はじめから「最後の手」を使わずとも、ゆるやかな効き目の方法にも目が向けられるかもしれません。

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