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ライフスタイル

パパ、どこ行くの

2013-03-19

玄海灘に立つ虹

パパ、どこ行くの
日曜日の夜に放送されているMBCバラエティー「パパ、どこ行くの」が、じわじわと注目を集めつつあります。今年1月にスタートした際は視聴率7%台のスタートでしたが、今月17日放送分では14.2%を記録し、スタート時の約2倍に到達しました。
「パパ、どこ行くの」は、子どもを持つ男性芸能人が実の子と一緒に出演し、男性芸能人の子育て奮闘記をバラエティー仕立てに取り上げた番組で、俳優のソン・ドンイルさん、イ・ジョンヒョクさん、歌手のユン・ミンスさんなどが、子どもたちのやんちゃぶりに手を焼きながら親子の絆を深めています。
このように、父親にスポットを当てたテレビ番組や映画の作品は、ほかにも増えつつあります。先月放送終了したKBSドラマ「いとしのソヨン」では、生活力のない父親としっかり者の娘のぎこちない愛情を描き、最高視聴率47.6%を記録しました。また、観客動員数1,200万人(韓国映画歴代3位)を突破した映画「7番部屋の贈り物」も、知的障害を持つ父の幼い娘に対する父親愛をベースにしたハートフルなヒューマンドラマです。
これら最近のヒット作に登場する父親像に共通するのは「ていたらく」「しっかりしていない」「子どもとの接し方がわからない」など、少し間抜けとも言える姿です。昔の韓国を振り返ると、儒教の国だけあって、家の中での父親の存在は絶対的なものであり、「厳格」「支配者」といったイメージで描かれていました。しかし、女性の社会進出が進んで男性も家のなかの仕事をしなければいけなくなるに従い、家事や子育てなどが不得手であることが浮き彫りになって、昔とは逆に「親しみのある」イメージに変わりつつあります。今、「父親」にスポットを当てた作品が相次いで注目を浴びているのは、こうした社会の変化にともなったお父さんの姿に共感したり、そこから学んだりする人が多くなっているからでしょう。

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