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海外通販
さまざまな商品の国内外における価格情報がインターネットなどで共有されるようになり、海外通販を利用する消費者が急増しています。大韓商工会議所の調べによると、ネット通販を利用したことのある人のうち4人に1人が、海外のサイトからも商品を購入したことがあるとのことです。
海外通販が定着したのは、ここ数年のことです。最初は洋服や服飾雑貨を購入するという目的での利用が多かったのですが、このところは育児用品、家電製品、日用品まで海外通販で買い求める人が急増。新世界未来研究所の報告書でも、「海外通販は今年も利用者が増えていき、国内のネット通販業者は打撃を受けるだろう」としています。
このように海外通販が人気を集めている理由としては、まず、同じ品物であれば国内で購入する正規輸入品よりも価格が断然安いということが挙げられます。半額以下ということもざらで、80%程度安く購入できることもあります。これは、韓国で輸入品に対してかなり上乗せされた価格設定がなされているためです。韓国は関税が高いとよく言われますが、衣類に関して言うと日本が15%なのに対して韓国は13%。関税とは関係なく、中間業者(もしくは直営店)の手数料が高くなるように設定されているのです。韓国では並行輸入に関する規制が厳しく、直営店があるブランドは直営が独占状態にあるのが現実です。そのため、商品が消費者の手元に渡る時には、本国での価格の数倍になっているということも珍しくありません。
そして、海外通販だと、選択肢が広がるというのも大きな理由の1つです。特に育児用品などは、韓国のものよりヨーロッパや日本のものが人気で、結果的に高くなってもわざわざ海外のものを買うという人も少なくありません。
これまで、輸入品の直営店は、高い価格設定をしても安心しきっていましたが、海外通販が盛んになるにつれてその状況は変わってきました。また、3月には、並行輸入の規制緩和が行われると見られており、すでに一部のブランド(ラルフローレン)では価格の引き下げに踏み切りました。今後、海外通販や並行輸入などにより輸入品に関する競争が激化し、消費者はこれまでより低価格で望む品物を手に入れることができるようになると期待されています。

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