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曽島
KBSバラエティー「1泊2日」で「曽島」が紹介され、この島に対する人々の関心が高まっています。
全羅南道新安郡曽島は、海と陸をつなぐ風景、広大な干潟の美しい島とされ、2007年に「スローシティー(住民参画の地域づくりで、生活の豊かさを求める町)」に指定されました。塩田の島としても知られ、太平塩田は韓国内で最大の規模を誇ります。これまでも多くの観光客が集まる島ではありましたが、同番組で注目されたのは、「韓国で唯一たばこが売られていない島」という点でした。
曽島は2009年に「禁煙の島造成および資源に関する条例」を制定し、2010年3月から島内でたばこを販売することができなくなりました。当時たばこの販売所は島内に6か所ありましたが、自治体が2年間の売り上げ補償をすることを条件にすべての販売所の経営者が小売販売業許可を返上し、「煙のない島」へと生まれ変わりました。飲食店や宿泊施設の建物脇などにも灰皿は置かれておらず、そのかわり「禁煙の島づくりにご協力をお願いします」との看板がかけられています。島を訪れる観光客もほとんどが町の決まりに従っているとのことです。
韓国でもたばこの売り上げの一部は「たばこ消費税」として、1箱2,500ウォンあたり641ウォンが市、郡に納められます。曽島のように人口2,000人を超える島でたばこを売らないというのは、税収を考えると容易ではありません。事実、京畿道義政府市などは、曽島とは反対に地元でのたばこの購入を促すキャンペーンを行っています。しかし、曽島が選択したのは「家族で楽しめる島づくり」であり、その姿勢が今、島の外の人たちの共感も呼んでいます。

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