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ライフスタイル

海洋警察公務員を夢見る人たち

2014-05-20

玄海灘に立つ虹

海洋警察公務員を夢見る人たち
朴槿恵大統領が海洋警察庁を解散すると発表したことを受けて、同庁への就職を志願する人たちのコミュニティー「海洋警察公務員を夢見る人たち」の加入者たちが困惑している様子です。
同コミュニティーには19日現在2万人以上の会員が参加しており、そのなかから多くの人たちが同庁への公務員試験を受けているものと見られます。しかし、19日に朴槿恵大統領は海洋警察庁を解散すると発表。これまで海洋警察の行ってきた業務は、捜査、情報部分は警察庁へ、海洋救助、海洋警備は新設の国家安全処に引き継がれることになりました。
海洋警察庁は今年上半期の採用試験をすでに始めており、3月22日に全国5都市で筆記試験を行いました。今回は警察官316人、一般職(船舶機関、一般環境関連職)20人を採用予定で、警察官に2,686人(8.5倍)、一般職に449人(22.5倍)が志願しました。そして、今月20日には全羅南道麗水市で警察官職の実技試験、適正・体力評価、面接が行われることになっており、同庁の解散によって試験がどうなるのかとホームページに問い合わせが相次ぎ、一時サーバーがダウンしました。なかにはすでに麗水へと向かった人もいるようで、受験者は困惑している模様です。
また、警察職のうち幹部候補生13人と一般職20人はすでに採用が決まっており、現在、麗水市の海洋警察教育院で教育を受けています。このうち、幹部候補生は1年の教育期間を経て正式に採用される制度になっているため、新部処に引き継がれてから本当に採用されるのかどうかが不透明になってきました。旅客船沈没事故を機に決定された構造改革は、夢見る若者たちの未来に影を落としています。

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