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経済

急激な円高ウォン安が韓国経済に与える影響

#今週の経済の焦点 l 2008-12-09

円とウォンの為替相場は、去年7月は100円=平均756ウォンであったのが、今年9月にはリーマンブラザーズ破綻によって、100円=1000ウォンを突破し、12月5日にはついに1600ウォンを突破しました。
その原因としては、ウォンの価値が全般的に弱くなっている面と、円が全般的に強くなっているという2つがあげられます。ウォン安の背景には、グローバルな金融不安の中で、外国人投資家が韓国から資金を回収する動きがあります。韓国は外貨準備高が世界6位、短期外債も十分返済できる状況ですが、短期外債がアジアの他国より多く、外国人投資家の不安をあおっているとみられます。また、円キャリートレードで調達した資金を返済する動きの中で円高が進んでいます。
円高ウォン安は、経常収支赤字の改善につながり、製造業は、世界市場での競争力が強化して輸出を拡大させる方向にあります。さらに日本の投資家も一部韓国への投資を拡大させるとみられます。
今後、アメリカ発のグローバルな金融不安が完全に終わらなければ世界経済の不安定な状況は続くと考えられます。ただ、韓国の対外収支の赤字は、これまでのウォン安である程度解決しているので、今後はウォンを安定させる方向に作用するとみられます。企業や金融機関は短期負債に依存した経営を改める必要があり、そのような監督体制を強化するために規制を強める必要があります。ウォン安を十分活用し、輸出拡大を進め、韓国経済の健全性を高めることが最も重要な課題といえます。




鉄道車両メーカー、ヒョンデロテム

ヒョンデロテムは、1964年に鉄道事業を開始しましたが、現在では鉄道事業のほか、防衛産業、プラントおよび環境事業を行う総合重工業メーカーに成長しました。
ヒョンデロテムは10年あまりかけて6600人以上の研究スタッフと2600億ウォンの開発費を投入して次世代高速鉄道「KTXⅡ」を制作し、先月25日に公開しました。これによって韓国は世界で4番目に時速300キロ以上の高速鉄道を独自の技術で生産できる国になりました。
www.hyundai-rotem.co.kr

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