メニューへ 本文へ
Go Top

経済

「G20ソウル首脳会議議のための準備態勢が本格化」

#今週の経済の焦点 l 2010-03-01

G20の財務次官、中央銀行副総裁の会議が2月の27日から二日間インチョン(仁川)で開かれました。
11月のG20首脳会議に先立って議題などをまとめるための会議です。
これで、G20会議に向けた実質的な作業が始まります。

開催国であり、議長国でもある韓国は去年の11月に準備委員会を発足させ、実務企画団が企画、広報などについてすでに活動を始めています。
今年は、さらに6月、9月、10月にそれぞれ釜山(プサン)、光州 (クァンジュ)、慶州(キョンジュ)で準備会議が開かれますが、このため、各自治体でも準備を進めています。
G20各国の代表団、警備、プレスを合わせて合計1万人以上の訪問客がソウルを訪れますので、
ソウルでは三成洞(サムスンドン)にあるCoex(コエックス)の周辺整備がすでに始まっています。
さらに、3~4000人がソウル市内を観光すると想定し、それにあわせて準備しています。

11月に先立って6月にカナダで開かれるG20首脳会議では出口戦略などが主な議題になると予想されますが、11月のソウル会議では、6月の会議の結果を受けて今後の長期的な経済活性策について話し合うことになると見られます。
中長期的課題である国際金融機構の改変やグローバルな金融規制の緩和、特に金融危機の再発防止のためのシステムの再構築、つまり投機の監視やグローバル不均衡の改善などが主な議題になる見込みです。
中国とアメリカが為替と環境に関する政策などで対立している中で、特に韓国には国際的な協力関係を強めるための先進国と途上国の橋渡しとしての役割が期待されます。
G20は世界人口の62%、経済規模としては80%を占めるだけに、今回のグローバルな経済危機を克服し、新しい成長を模索するシステムを構築していくためにも重要な会議として位置づけられていくと見られます。

中小ゲーム会社を支援するゲーム・インキュベーティング・センター

中小ゲーム会社を支援するための施設、「ゲームインキュベーティングセンター」が去年7月にオープンしました。技術力があっても資金や作業空間の確保など色々な面で厳しい環境にある中小規模のゲーム会社を支援するこの施設から現在10社が支援を受けています。多関節の複雑なロボットを簡単に作れるDIYキットを製作するロボビルダー社やドイツへの進出を予定しているオンラインゲーム専門のゲームアス社、そして情報通信長官賞を受賞したモバイルゲーム専門のバニラ・ブリーズ社など色々な会社がこのセンターで成長しています。金融危機の1998年に輸出を始めた韓国のオンラインゲームは毎年成長し、今年は輸出額が30億ドルを達成する見込みです。7,8年前とは違って国際的な競争が益々激しくなっている中で、技術力だけでは生き残ることが難しい中小企業が、このような施設を足場として更なる発展を図っています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >