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ピープル

夏休みで、大型スーパーが大忙し

2007-08-03

夏休みで、大型スーパーが大忙し
韓国も夏休みとなりましたが、このところ韓国ではマートと呼ばれる大型スーパーに“マートアイ/マートっ子”と呼ばれる子どもたちが頻繁にみられるようになったということです。
年齢層は、小学校の低学年程度で、夏休みに行くところがない子どもたちが、マートに来て遊ぶ様子を“マートっ子”と呼んでいるんです。
もう少し、正確に言いますと、「行くところがない」子どもたちではなく、両親が働いている共働き家庭の場合、夏休みになって子どもを預けるところがないため、母親が大型スーパーなどの託児所に子どもを連れて行き、大型スーパーで遊ばせるという現象が起こり始めたのです。
朝、スーパーがオープンする頃に連れて行き、食費程度のお小遣いを渡して、お腹がすいたら何か買って食べるように言い残し、会社に向かいます。
韓国も、このところ核家族の家庭が増え、お姑さんに子どもを見てもらうということも少なくなってきたようですから、有料の施設以外でということでスーパーの託児所を頼ってきているそうです。
苦肉の策ともいえそうですが、なにか釈然としませんね。子どもたちは、施設の遊具やおもちゃ売り場のゲームコーナーで遊んだあと、試食コーナーを回って試食をしては食事代わりにしているというのです。
マート関係者の話によりますと、子どもたちがエスカレーターに駆け上がっては飛び降りるといった遊びをするようなこともしばしばあり、それをとがめる大人たちもいないので、いつか大きな事故になるのではないかと心配しているそうです。

この、マートっ子と呼ばれる子どもたちが増え始めたのは、昨年初めごろから。韓国は、世界一私的教育費が高い国で、 その子どもの教育費を稼ぐために共働きをしているという話をよく聞きますが、子どもたちに、知識を植え込む以前に、情緒をはぐくむ大切な時期に大切な心の教育がなおざりにされているのではないでしょうか?

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